去年の2月から少しづつ時間があるときに行っていること。
住まいの空間にある物をどんどん捨てて減らしていってます。
小さいころから片づけが下手で自分の部屋も整理整頓できず、結婚してやはり家族で暮らす空間もどんなにきれいに片づけようと努力してもなかなかまとまらず、せっかく家をリフォームしたのになかなか綺麗に整えられず、自分はちょっと病気なのかと思うほど空間をきれいにできない自分がいて、いつも自己嫌悪でした。
片づけられない部屋に過ごしているとイヤーな気分になって、娘もお年頃になってリビングが片付いてないと嫌な顔をして黙々と片づけてくれていました。
ここ数年そんな自分に嫌気がさして、いろんな方法を試しました。
業者に頼んでトラックいっぱいに不用品を捨ててもらったり何回かお金を払って依頼しました。しかし半年もたつとすぐ、またせっかくすっきりした空間にしょうもないものを買ってきては空間を埋めてしまうことを繰り返していたように思います。
本格的にお片付けの先生に相談し、我が家に訪問してもらい一緒に部屋を片付けてもらうことにしました。
片づけってなんだか物をあるべき場所に戻して整えていくということなんだ。ということしか考えていなかったのですが、シンプルに物を減らしていく事、きちんとひとつひとつ物と向き合って、ああ、こんなものを買っていたなあ、いろんな頂き物も自分の好みではないけれど、使わないことが申し訳ない気持ちになったり、もったいないと思ったり、せっかくいただいたものだからと、過去の思い出に囚われて捨てられなかったものと向き合って、今の自分には必要のないもの、使わないもの、適さないものと心でしっかり感じたうえで、手に取ってビニールに入れていく作業、捨てていく作業を繰り返していくと、心がとても苦しくなったりもしましたが、今までありがとうございますという感謝は込めて、手放した瞬間、わかりました。勝手に自分が物へ執着していただけだった。物に心がのまれていたこと。
そこからは物を自分で買ったり、もらったりという行為をしない限り、物は増えないから部屋もすっきり、気持ちもすっきり爽快な感覚になるということを体感で学ばせてもらいました。
物を手放していく作業は自分の心としっかり向き合う苦しい作業にもなるけれど、これを行うことで自分の内側が変わっていくのを感じられるので人任せにせず自分で行っていく事が大切だと思います。
毎日毎日食品庫の中で賞味期限が数年前に切れている食品や、調味料、クローゼットの中でタグも切られないまましまわれていた服たち、戦時中に生まれた両親に育てられ、物があることは豊かなこと、物を捨てるという行為はもったいない、物を持つことが幸せなこと、持っているものの価値が自分を作るという思い込み、見栄やプライドによって物を所有していた自分、物を手放すこと、物を捨てること、手放すことを罪悪感に感じてしまうという思い込みが根強く自分の中にあるという事に気づいたのはつい最近です。
見栄や見た目、表面的な所有している物によって過去のバブルの時代などは人の価値を見ていた時代だったように思います。
今は物があふれている時代、手に入れようと思えばクリックひとつで手に入る時代。
本当に必要な物だけを残しすっきりシンプルに生きたい!
心から今はそう思っています。
まだまだ我が家のリビングには物がたくさんありますが、去年よりも棚を開けるとすっきりした空間がぽっかりあいていますのでましになったかもしれません。
今年も更に不必要なものを手放して、ミニマリストにはなりたくてもまだまだ道は長いですが、すっきり空いた自由な空間を部屋に造っていけるよう努力していきたいと思っています。
断行、捨行、離行という言葉はヨガの修練の言葉です。
ヨガのポーズは自分が心地よい状態、安定している状態、身体の調和を目指してもらいます。
私たちが生きている空間も心地よい状態、安定している状態を作っていく事で調和が保たれていくのです。
目に見えていることをまず整えていくことが内側の見えない部分を調えていく事です。
断〇離という言葉は商標登録されているから使ってはいけないと聞きましたのでその言葉は使わず物を断つという片づけのことについて今年は少しづつ詳細にブログに書いていきたいと思います。
しかし、やましたひでこさんの断○離の本は、本当におすすめです。
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